心が軽くなるタイムマネジメント

タイムマネジメント・コーチングのブログです。 時間を考えることで、日々の暮らしを前向きに、心地良いものにしたいと思います。

著書『「時間がない!」から抜け出すちょっとした方法』(滝井いづみ著・大和出版)
amazonのカスタマーレビュー(http://goo.gl/FdxZ2b)も書いていただけると すごく嬉しいです♪^^


「時間について考える哲学」

時間について考える時、自分が感じる主観的時間と
時計で計る客観的時間があるなということは、
薄々気づいているのではないかと思う。

これは、植村恒一郎さんの話を聞いて確信を持った。


子供の頃の時間の速さと、大人になった今の時間の速さが
違うように感じられる。
代謝の問題とか分母の問題とか言われるけれど、これは主観的な時間。

一方、客観的な時間というのは、
誰がどう感じようと時計が正確な時を刻む数字で表せる時間。

それがないと世の中廻らない。
電車は成り行きで出発するは、
出社時間は自分の感覚でたっぷり寝て起きた時だし、
年齢はサバ読み放題・・・
同じ時間を共有しないと人と待ち合わせの約束も厳しいだろう。

これについて、アンリ・ベルクソン(仏哲学者)は、
上で言う客観的な時間を、量的な時間と言い、
主観的な時間を、質的な時間と言った。

またベルクソンはこんなことも言っている。

「一杯の砂糖水を作ろうとするならば、
私は砂糖が溶けるのを待たなければならない。
この待つ時間は、数学的な時間ではなく、待ち遠しさ、すなわち、
好きに伸ばしたり縮めたり出来ない私自身の持続の一部なのである。
この時間は、考えられたものではなく、生きられたものである。」

つまり、質的な時間は自分の中で感じる時の流れであり、
感情が生じていて、確実に自分が生きているという
時間であるということである。

掃除が好きな人は、丁寧に掃除する。
この人は、掃除後の美しい部屋も好きなのだろうけれど、
掃除する時間、過程も楽しいのだろう。

掃除を義務でやる人にとっては苦痛の時間も、
好きな人にとっては苦にならない時間、楽しんでいる時間である。

おそらく好きなことをやる時間は集中力もあり、早く終わる。

しかし逆に、マイナスの感情が生じていて、
その時間を長く感じたとしても
それはそれで生きている証であると言えるのではないだろうか。

ベルクソンの言う
「伸ばしたり縮めたりできない私自信の持続の一部」だから。

時間は伸ばしたり縮めたりできないというけれど、私は
感じ方を変えることは多少できると思う。

プレゼンする10分が瞬間で終わったり、
遠足の前日が、起きるのが待ち遠しくて長く感じたり
あー楽しかった!と言う時は、あっという間に感じられている。

一方、居心地の悪い場所にいなければいけない時は、
まだかな〜と拷問のように感じる。(笑!)

あっと言う間に過ぎて行く楽しい時は、一瞬一瞬を大切にして、
目に焼き付けておきたい。

例えば、子育ての瞬間とか、美しい景色に囲まれる旅行とか。

そして、さっさと過ぎてしまいたいものは、他のことに意識を向けて
考え事をしたり、少しでも有意義な時間にしたい。
(・・・これって失礼か?!苦笑)

いずれにしても、感情が生じているということは
生きている時間を過ごしているということなのですね。

これを考えると、私はタイムマネジメント・コーチングで、
時間の短縮、効率化、段取りだけを追い求めるタイムマネジメントは
本質ではないなと思う。

その方が満足する時間の使い方が増えるような
コーチングをしていきたい。