心が軽くなるタイムマネジメント

タイムマネジメント・コーチングのブログです。 時間を考えることで、日々の暮らしを前向きに、心地良いものにしたいと思います。

著書『「時間がない!」から抜け出すちょっとした方法』(滝井いづみ著・大和出版)
amazonのカスタマーレビュー(http://goo.gl/FdxZ2b)も書いていただけると すごく嬉しいです♪^^


「年末年始の時間のある時に考えたいこと」

いよいよ2011年も片手で数えられる日数になった。

様々な本やセミナーで、来年の目標、計画の立て方について
教えている。どこも基本は、大きな目標を立てて、途中の小さな
目標を作り、計画書に落とし込むということであるが、
どこの工程にもポイントがある。その違いが各メソッドの違いであろう。

さて、ここでタイムマネジメントコーチとして私は大切にしたいと
思うことがある。
その目標&計画は、自分の心が反映されているか?ということである。
それは、「自分のやりたいことが入っているか?」という
単純なことではない。「自分の大切にしたいことを考えた上で、
その計画になっているか?」ということである。
両者は似て非なるものである。

今年は、3.11東日本大震災という大災害が日本を襲った。
多くの命が失われ、世界中が心を痛めた。
直接的に被害の無かった地域でも、精神的なショックは大きかった
のではないだろうか。もしかしたら、死生観にまで影響したかもしれない。
誰しも想像だにしない時に、心と体を痛めつけられ、生を奪われた
人達がいる。
「自然には勝てない・・・人間、いつ死ぬかわからない」
だから、生きている今を大切に生きよう。
そう思った人も多いだろう。

また今年、『死ぬときに後悔すること25』 大津秀一氏/到知出版社
という本が流行った。人が死ぬ間際に後悔していることを書いたものだ。

健康を大切にしなかったこと、やりたいことをやらなかったこと、
仕事ばかりの人生だったこと、生きた証を残さなかったこと・・・など、
どれも想像に難くない。

どんなにやりたい放題生きた人も、満足した!と終える人も、何かしら
「これやりたかったな・・・やっとけばよかったな・・・」と思うことは
あるのではないだろうか。
愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと・・・なんて、私の場合、
周りにいくら伝えても伝えきれない。(笑)

今年の秋は、私の大切な人が他界した。覚悟はしていても、知らせを
聞いた時には、腰から力が抜けそうだった。回数は少ないけれど、
時々連絡は入れたし、お見舞いにも行ったし、ありがとうも伝えたし、
最後に部屋を退出する時には、笑顔の私を思い出して欲しくて、
絶対泣かずに笑顔で手を振った。
「会えるのはこれが最後かもしれない」と思いつつ・・・。

全てが終わった後も、苦しかった。
「私は、彼女の幸せに貢献できただろうか?」
「私は、彼女を理解しただろうか?」
「私は、求めるばかりしていなかっただろうか?」
しかし、「これが最後かもしれない」と思って笑顔で退出できたことは、
我ながらよくやったと思う。
こうしていなかったら、これらの辛さでまだ苦しんでいたかもしれない。

つまり、「自分の大切にしたいことを考えた上で、その計画になって
いるか?」ということは自分の成し遂げたい世間的に評価される目標
だけでなく、自分が大切にしたい気持ちが少しでも反映しているか?
ということである。自分の親を気にかけて定期的に電話を入れるとか、
これをやらなければ人生に彩りが無くなるかも・・・というもの(絶対
必要ではないけれど、あったら明らかに人生が豊かになる、心が
躍るもの。例えば、趣味の楽器演奏や旅行や収集など)を、計画書を
見れば自分の大切にしたいものが垣間見えるようにしたいのだ。

計画というのは、自分や環境がこのまま現状を維持しているという
前提で立てている。
「いつ死ぬかわからない」「これが最後かもしれない」と思うと、
世俗的な目標だけに捉われた計画書からは離れられるのでは
ないだろうか。

1年が幕を閉じるこの時に、真摯な気持ちで自分の大切なことを
再認識したい。


◆今日のポイント◆

計画は、「将来も現状が維持される」という前提で作られている