心が軽くなるタイムマネジメント

タイムマネジメント・コーチングのブログです。 時間を考えることで、日々の暮らしを前向きに、心地良いものにしたいと思います。

著書『「時間がない!」から抜け出すちょっとした方法』(滝井いづみ著・大和出版)
amazonのカスタマーレビュー(http://goo.gl/FdxZ2b)も書いていただけると すごく嬉しいです♪^^


タイムマネジメントに 『ぼんやり時間』?!

 これまた、タイムマネジメントをお伝えするメールマガジンらしからぬ
テーマである。

昨日のクライアントさんは、スケジュールの立て方や目標など効率主義
を扱った回だったので、これを読んだら驚かれるかもしれない。(笑)


『ぼんやり時間』 辰濃和男著(岩波新書)を読んだ。 
 
「タイムマネジメント」をはるかに超えた、思想的な本でもあるのだが、
非常に良かった。

タイムマネジメント上級者向けの時間の捉え方である。

元新聞記者の著者の文章も流麗で、引き込まれる。

 単なる「ぼんやり」を勧めている本ではない。
多少、負のイメージを持つ「ぼんやり」であるが、これを読むと
質の高い時間を過ごす為の第一歩であることがわかる。

以下、本文より引用。

「怠けることを罪悪視することはない。

怠ける事は自由な時間を生むことで、自由な時間は、たくさんの
素晴らしい創作的な活動を生むことになるだろう。人々の活動は、
芸術や教育や介護や建築や料理など、さまざまな分野に広がる
ことになるだろう。

心に余裕を持つことで、新しい文化を作ることに熱心な事が
たくさん現れることにもなる。」

・・・どうです?なんだか勇気づけられる文ではないだろうか?

ぼんやりの効能は、心の余裕であり、
こんなに素晴らしい恵みがある。

 「スピードを出して移動している人が草や木を詳しく見ることが
できないのと同様、無駄な時間を切り捨てている人は、
忙しい忙しいと言いながら暮らしの周辺の細密な変化に気づく
のが難しい。」(本文引用)

ここで思い出したことが、我が子が外を歩くようになった時である。

歩幅も小さく、よそ見時間が8割を占める子供と共に歩いていると、
大人の私は亀のようなゆっくり速度で歩くことになる。

最初こそ自分のペースで歩けないいらいらがあったものの、
道端の小さな花にも目がとまるような、ゆったりした時間であった。

それまでは目的地にたどり着くためだけの移動だったのが、
散歩道を愛でる移動になった。

その濃密な時を、小さな靴で歩く我が子と共有していた頃が
たまらなく愛おしい。

それは、生きること、生活すること自体を大切にしていたことだと思う。

つまり、こういうことだろうか。

「人間が時間を節約すればするほど、
生活は痩せ細って、なくなってしまうのです」

ミヒャエル・エンデの『モモ』より。

こうしたゆっくりした時を作る為に、せかせかと働かなければ
ならないことが、なんだか悩ましい。(^_^;)

これまた、本文より引用。

「長い間、長時間働き続けてきた人は、突然暇ができても、
閑を上手く使いこなすことが出来ず、閑を持てあます日々を
送ることになるかもしれない。ただ、人生のもっと
素晴らしいものと縁が無くなるのは、
閑な時間が無いためだと言うことをラッセルは指摘する。」

イギリスの哲学者であり数学者の
バートランド・ラッセルの言葉である。

ヒマがあるから使えるようになるのか、
ヒマを作る為に忙しくするのかどっちが先か、わからないけれど、

ヒマを生かせないと失うものも大きいようだ。

 ゆっくりするヒマなど無い!と言う人は、
ヒマがあっても活かしきれない人かもしれない。

長い目で見て有意義な時間を受け入れる心の余裕が無い。

本当は、ヒマになった時に何もすることが無い自分を
見たくないだけかもしれませんね。

 忙しくても、心のゆとり、安心、喜びを持てる・・・
その為のタイムマネジメントであると思う。

◆今日のポイント◆
ぼんやりは、心のゆとり

★HPにも少しずつ手を入れ始めました・・・。
良ければ見てやってください。^^
http://time-coaching.net/